今回は私たちの最新プロダクト — TradingViewオプション（ベータ版）をご紹介します。このツールは皆様のトレード体験の更なる充実を目指しており、戦略の内容がどれほど複雑であろうと対応できる先進的なオプション戦略ビルダーを備えた設計になっています。それでは、この新しい機能の内容とそれがどのように役立つかを見てみましょう。
「TradingViewオプション」を利用するにあたって、スタート地点になるのが「戦略ビルダー」です。このツールによって高度なオプションスプレッド（戦略）のモデリングが可能になります。ハンドブック風にまとめられたデフォルトの標準的なオプション戦略から使い始めることができ、強気／弱気／中立といった戦略タイプ別にフィルタリングすることも可能です。戦略を切り替えると、それに応じて画面右側のリスクプロファイルのグラフが更新され、将来起こり得る結果が表示されます。満期日、ストライク、サイズなどの主要パラメータは、チャート上で直接調整ができます。
標準的な戦略だけでは物足りないという場合には、そこからカスタムの戦略を作成することもできます。「作成」ボタンをクリックして戦略に名前を付けると、すぐに作成を開始できます。作成が完了したカスタムの戦略はチャートの左側に表示されます。カスタムの戦略はいくつでも作成可能です — ハンドブックから追加するか、既存の戦略をコピーして作成を行ってください。
戦略ビルダーではカスタムの戦略に複数のポジションを追加することができ、価格・ストライク・サイズ・満期日を変更することができます。
戦略ビルダーを使うと、1つのチャート上で複数の戦略を比較することができます — 分析するのにもうあれこれとタブを切り替える必要はありません。たとえば、ある戦略を複製してサイズを調整したあとに、両方のチャートをプロットしてパフォーマンスの違いを分析することができます。
「TradingViewオプション」では以上のような戦略ビルダーに加え、「チェーン」タブや「ボラティリティ」タブも備えており、これらを通じて現在のオプション相場やボラティリティ、ギリシャ指標といった重要指標へとアクセスすることができます。こうしたデータはオプション市場のダイナミクスとそこに潜むリスクを一層よく把握するのに役立ちます。
分析するオプションの原資産を切り替えるには、「シンボル検索」を開いてシンボル名を入力するだけでOKです。現時点で「TradingViewオプション」はCME、NYMEX、COMEX、CBOT、NSE、BSEといった取引所のオプションデータをサポートしており、今後も上記リストの範囲を拡大させていく予定です。
今回の新製品が、グローバル市場で新たなチャンスを発見したり、ご自身の目標達成に向けて信頼性の高い戦略を構築することにつながれば幸いです。さらなるアップデートにぜひご期待ください！
チーム・トレーディングビュー