世界の市場の隅々まで探索できるように、私たちは継続してデータ追加を行っています。今回は鄭州商品取引所 (ZCE) をご紹介します。ZCEの先物データが皆様のチャート上でご覧いただけるようになりました。
ZCEは1990年に中国先物市場の先駆けとなる取引所として設立され、現在では中国証券監督管理委員会 (CSRC) の規制の下に運営されています。ZCEは透明・公正・公平な取引環境の維持に努めており、この原則の実現に向け、同取引所は証拠金の規制・一日の値幅制限・日次での時価決済・現物受渡しをめぐる厳格な基準を遵守し、また市場の発展や技術の革新に応じてプラットフォームを継続的に進化させています。
ZCEは取引・受渡し・決済などの取引活動向けに堅牢な電子システムを備えており、普通小麦・早場米・綿花など様々な商品先物を提供しています。同取引所では農業・エネルギー・化学・繊維・建材・冶金産業といった分野にわたる資産が取り扱われており、まさに国民経済にとって重要になる領域をカバーしています。このように多様な資産を扱うことによって、2023年にはZCEの取引量は35.3億枚に達し、全国の市場の41.56%を占めるようになりました。そして、この時の取引額は128.4兆元に及んでいます。
そして、ついにこの鄭州商品取引所のデータがTradingViewの市場データ提供の対象に統合されました。この統合によって、いまご覧になっているチャートから、リンゴ・ナツメ・板ガラス・フェロシリコンなどの新しい先物データへと簡単にアクセスできるようになりました。シンボル検索を開いて “ZCE:” と入力するだけで、ご利用いただける全資産データの一覧をご覧になれます。
さらに、現在値と清算価格の切り替え、先物つなぎ足での限月の切り替えの調整、未決済建玉を使った先物契約の評価など、高度な機能を使って新しいデータを分析することも可能です。
このデータ追加によって、皆様の先物市場の分析により多くの効果が生まれれば幸いです。そして、どうかお忘れなく — 私たちのプラットフォームは、世界中に存在する1,357,880の銘柄へと直接アクセスできるデータフィードを数多く備えており、その接続も信頼度が高いものです。TradingViewひとつであらゆるマーケットの入口を開くことができるのは、すべてこうした技術によるものです。